【開催報告】10月19日(金)第2回 産学官協力懇談会~大変革の21世紀―持続可能な新文明を目指して~

一般社団法人北海道産学官研究フォーラムは、2018年10月19日に、北海道河川財団会長の丹保憲仁氏を講師に迎えて、「 産学官協力懇談会~大変革の21世紀―持続可能な新文明を目指して~」を開催いたしました。

会場は札幌駅前ビジネススペース カンファレンスルーム2Hです。

開会の挨拶 一般社団法人北海道産学官研究フォーラム 理事長 三上 隆

開会の挨拶 一般社団法人北海道産学官研究フォーラム 理事長 三上 隆

開会の挨拶 一般社団法人北海道産学官研究フォーラム 理事長 三上 隆

講演 「大変革の21世紀―持続可能な新文明を目指して」
財団法人北海道河川財団 会長 丹保 憲仁(たんぼ のりひと)氏

丹保氏は講演の中で日本で顕在化している人口減少について統計データを基に「先進国のトップを切る形で進行しているもので、世界規模でも2050年から2100年にかけて到達が予想される100億人から110億人をピークに減少する」と予測しました。
その大きな要因として、2050年代に化石燃料の枯渇でエネルギー不足に陥ることが懸念され、エネルギー不足に陥ること、人口増による水資源や食糧不足による争奪戦が激化することを挙げました。

講演 「大変革の21世紀―持続可能な新文明を目指して」
財団法人北海道河川財団 会長 丹保 憲仁(たんぼ のりひと)氏

そのことへの対策としてコンパクトシティ化や輸送エネルギーの低減、高断熱、高気密住宅の普及を挙げ、エネルギーの削減が急務であると指摘しました。また成長指向型の近代が地球環境の制約を受けてオーバーシュートに向かい、その象徴である日本の太平洋ベルト地帯のメガロポリスを中心とするコミュ二ティから中核都市(メトロポリス)とその周辺に展開する中小都市、情報ネットワークによる「新エキュメノポリス」に変わっていくことも指摘されました。

講演 「大変革の21世紀―持続可能な新文明を目指して」
財団法人北海道河川財団 会長 丹保 憲仁(たんぼ のりひと)氏

長期的な文明論的視点で現代社会を俯瞰し、エネルギー不足を補いながら今後どのような価値観で生きていくべきかを豊富な知見をもとに解説され参加された皆様も今後の企業活動、個人としての生き方のヒントを得て帰られました。

講演 「大変革の21世紀―持続可能な新文明を目指して」
財団法人北海道河川財団 会長 丹保 憲仁(たんぼ のりひと)氏

10月19日に開催された第2回産学官協力懇談会では丹保先生から様々な知的刺激を与えられました。
今後11月9日の第3回スマート農業セミナー、11月14日の第16回産学官CIM・GISセミナー、11月19日の第3回防災情報セミナー、11月29日、30日のi-Constructionショールームとこれから様々なイベントが開催されます。

11月19日の防災情報セミナーは北海道大学工学研究院教授の泉典洋氏を基調講演に迎えて「近年の風水害被害と今後の防災・減災対策について」を全体テーマとして開催いたします。是非、皆様のご参加をお待ちしております。

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